歯の予防やメンテナンスとは
【2016年11月22日 3:40 PM更新】
歯科全般(虫歯・歯周病など)
最近は、歯の予防やメンテナンスを推奨する歯医者が増えてきました。
ですが、これまで日本では歯の予防メンテナンスの受診率が2%しかないと言われています。歯科医療先進国のスウェーデンでは、虫歯にかかってから歯科医院に治療に行くのではなく、健康な歯と口を維持するために継続的に予防メンテナンスを受けるという習慣があります。
若い頃から予防メンテナンスを受けていれば、80歳で残る歯の残存本数が高くなります。しかし、現在の日本人の平均残存数は、12本しかありません。歯医者に治療に行くのではなく、予防に行くという意識に変えていく必要があると思います。
予防メンテナンスには、大事なポイントが3つあります。
①自分の口の中を理解すること
歯垢が残りやすい部位、歯周病になりやすい歯など自分自身のリスク部位を把握することがとても大切です。
②リスク部位を中心に自宅でケアをすること
正しい歯ブラシや、歯や歯茎のケアに重要なデンタルフロスの使用など、ご自宅での日々のケアが必要不可欠となります。
③自分の合った予防メインテナンスの受診頻度を理解すること
最適な受診頻度は、人それぞれ違います。リスクや症状によって異なります。どのくらいの頻度で通うべきかは、歯医者で担当の歯科医師や歯科衛生士に相談しましょう。
かかりつけの歯医者で、継続的なメンテナンスをすることが、歯を守ることに繋がります。定期メンテナンスは、若いうちから始めることで、より歯を多く残すことができるでしょう。予防メンテナンスを全然行っていないという方は、今からでも遅くありませんので、一度歯医者で相談してみましょう。
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