入れ歯のお手入れの流れ
【2018年3月30日 2:58 PM更新】
入れ歯・義歯について
入れ歯のお手入れの流れ
入れ歯をせっかく作っても手入れの方法を間違えてしまうと入れ歯が元で感染症や不都合を招いてしまいます。
入れ歯の手入れの方法は簡単ですがしっかりやらなければ意味がありません。
まず入れ歯は寝るときは口から外して水中で保管するようにします。人間は寝ているとき唾液の分泌が減少します。口の中に入れ歯があると程よい湿気と温度で細菌が繁殖しやすい環境ができてしまいます。
細菌が繁殖した入れ歯をつけていると口内炎ができやすくなってしまうだけでなく、誤嚥性肺炎が起きやすくなってしまいます。
水中で保管する前にしていきたいのが入れ歯を洗うことです。入れ歯を洗うときは流水で付着しているプラークや食べカスを落とす程度で構いません。
このときに歯ブラシでゴシゴシと入れ歯をこすってしまうと入れ歯に細かな傷ができてしまいます。
入れ歯で歯茎の代わりをしているピンク色のところはレジンという材料が使用されていて、このレジンは吸水性があります。
水分がある環境を好む細菌にはレジンが大好物で、レジンには細菌が多く付着しやすいので細かな傷がついてしまうと大量の細菌が付着しやすくなります。細菌が増えるとどうなるのかは説明済みですね。
しかし、入れ歯は使用していれば遅かれ早かれ細かな傷はついてきます。そのときに使って欲しいのが入れ歯洗浄剤です。入れ歯洗浄剤は発泡作用があり水中で炭酸を発生させて細菌を除去します。歯ブラシで傷つける心配がないのでオススメです。
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