入れ歯洗浄剤の種類と選び方
【2018年4月2日 3:29 PM更新】
入れ歯・義歯について
ドラッグストアで売られていて、テレビCMでも取り上げられている入れ歯洗浄剤は入れ歯ユーザーにとって必要不可欠です。週に数回程度の頻度で使用すると入れ歯についている細菌を除去することができ衛生的に入れ歯を使用することができます。
入れ歯洗浄剤には大きく3種類に分けることができます。
1. 次亜塩素酸系
殺菌力が最も高いです。次亜塩素酸には漂白効果があるので入れ歯についてしまった茶渋やタバコのヤニ汚れを取る効果もあります。ただし次亜塩素酸は殺菌力が強い反面、人間にとって有害で口の粘膜に触れるとただれてしまうこともあるので次亜塩素酸系の入れ歯洗浄剤に入れた後は充分に流水で洗浄しましょう。
2. 酵素系
酵素系はタンパク質分解酵素を利用して入れ歯をきれいにします。タンパク質分解酵素は入れ歯についている食べかすやプラークに効き、酵素の力で分解することで清潔に保ちます。酵素の力は強いものではないので汚れが一度で完璧に落ちるわけではなく、次亜塩素酸系と比べると漂白作用もないので汚れは残ったままです。
3. 過酸化物系
ドラッグストアで売られている入れ歯洗浄剤のほとんどを占めます。発泡作用があり、水中の中へ入れると泡を出して入れ歯についている食べかすや細菌を機械的に除去してくれます。泡の力で着色汚れも少しですが除去できます。最も安全性が高く、酵素系と次亜塩素酸系の良いところも受け継いでいます。
これらの入れ歯洗浄剤にミントの香りなど爽やかな気分になれるよう改良されている商品もあります。ご自身の使いやすい入れ歯洗浄剤を選んでください。
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