保険の入れ歯と自費の入れ歯の違いって?
【2018年4月1日 3:22 PM更新】
入れ歯・義歯について
保険の入歯と自費の入れ歯の違いって?
保険の入れ歯と自費の入れ歯の違いについての質問はとても多くあります。患者さんとしては少しでも安い値段で歯医者に通い、質の高い入れ歯を作りたいと考えるのは当然のことです。それでは、保険で作る入れ歯と自費で作る入れ歯には、どういった部分にどの程度の差が生じているのでしょうか。
保険の入れ歯と自費の入れ歯の一番の違いは、制作する上での素材の制限と自由度です。保険の入れ歯を作る場合には、素材はプラスチック製に限られています。一方で保険の入れ歯の場合には、床部分に金属やシリコンを使用することができるため、食べ物の味を損ないにくかったり、喋りやすくなったり、噛みしめた際に痛みを感じにくくなるというメリットを得ることができます。このため、出来上がった保険の入れ歯の出来に納得できず、改めて自費で入れ歯を作り直すという方も少なくありません。
入れ歯を制作する工程も異なります。保険の入れ歯を作る場合には、既成のトレーでのみ型が取られますが、自費の入れ歯を作る場合には、個人個人に合わせたオーダーメイドのトレーを使って型を取るという工程が追加されます。したがって、より精度が高く使いやすい入れ歯を作り上げることができます。
保険に比べるとどうしもて高額となってしまいますが、当院では比較的お求めやすい低価格での提供を心がけていますので、予算的に問題なければ自費の入れ歯を作ることをおすすめします。
保険の入れ歯ではどうしても装着時のつらさや違和感が解消されず、何度もつくりなおしを繰り返して結局、自費の入れ歯を作るという遠回りをしてしまっては、よけい時間と費用を浪費してしまいますので、できれば最初にしっかり自費の入れ歯も含めてご検討されることをオススメします。
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