入れ歯の違和感ってやっぱりあるの?
【2018年3月30日 2:47 PM更新】
入れ歯・義歯について
入れ歯の違和感ってやっぱりあるの?
入れ歯を作るときに考慮しなければいけないことはたくさんありますが、中でも考慮すべき点は患者さんが入れ歯を受け付ける人か否かです。
部分入れ歯であれば心配することは少ないですが総入れ歯の時は特に考慮する必要があります。
人間は個人差がありますが嘔吐反射の強い人がいます。嘔吐反射とは口の奥へ異物が侵入すると生体防御の一環で吐き出す・吐き気を催すことです。拒食症や過食症の人で嘔吐癖のある人は嘔吐反射を利用して嘔吐しています。
この嘔吐反射が歯科の治療にはつきものです。
まず入れ歯を作るときの型取りです。型取りをしたことがある人はわかると思いますが、型取りをするための材料が喉奥まで流れてきそうで気持ち悪くなったことありませんか?
上顎の総入れ歯だと完成した後、口蓋と呼ばれる上顎のところ全てを入れ歯で覆うので型取りの時と同じような不快感を感じることがあります。
できるだけ薄く違和感のないようにするのですが、食事をするときに噛むと入れ歯も押されるのでやはり最初のころは違和感を感じることが多くなります。
部分入れ歯では残っている歯にワイヤーや金属をかけることで部分入れ歯を安定させますが、その金属やワイヤーになれない間は違和感を感じることが多いです。
上顎だけでなく下顎の入れ歯でも口の奥まで広げることで安定させるので違和感を感じることがあります。今まで何もなかったところに入れ歯が入るので違和感を感じることは仕方ないですが、使用しても違和感が解消されない場合は不適合になっている可能性があるので歯医者さんへ相談してください。
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