なぜ虫歯になるのか


なぜ虫歯になるのか

【2016年11月9日 12:15 PM更新】
歯科全般(虫歯・歯周病など)


人のお口の中には生まれたばかりの赤ちゃんの頃にはむし歯菌であるミュータンス菌やラクトバチルス菌は存在していません。 むしば菌を持っているお母さんやお父さん、その他の赤ちゃんの周りにいる大人達がキスを赤ちゃんにしてしまったり、食べ物や飲み物を口移しで分け与えるなどの行為をする事でミュータンス菌が感染してしまい、むし歯の原因となってしまいます。

 

この事から、むし歯を一種の感染症に分類している専門家もいます。虫歯菌であるミュータンス菌やラクトバチルス菌は、多い人で1兆個、少ない人でも数千億個いるとされるお口の中のさまざまな細菌の一つです。

 

特にむし歯の原因となるのが人の歯の表面物質であるエナメル質に穴を開けてしまうミュータンス菌です。

 

むし歯菌のミュータンス菌はご飯やパン、麺類や甘い砂糖を含んだお菓子やジュースなどに含まれている糖質をエネルギー源として活動する性質があり、炭水化物や糖分を含んだ甘い飲み物や食べ物を食べる事によって歯の表面にプラークである歯垢が付着し、その歯垢を歯磨きをせずに放置しておく事でミュータンス菌の格好の餌となってしまい、歯の表面に付着した炭水化物や糖質がむし歯菌であるミュータンス菌のエネルギー源となった結果、歯の表面物質であるエナメル質に茶色いシミが出来、やがて穴が開いてしまいます。

これがむし歯が出来る基本的なメカニズムです。





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