むし歯の進行度について


むし歯の進行度について

【2016年11月10日 12:15 PM更新】
歯科全般(虫歯・歯周病など)


歯科治療では、むし歯の進行度合いを主にC1、C2、C3、C4の4段階に分けて区別しています。

 

主に最初の初期段階のむし歯であるC1から始まりますが、C1は歯の表面物質であるエナメル質が茶色いシミが出来ている状態であり、まだこの段階では痛みを感じたり熱い食べ物や飲み物、冷たい食べ物や飲み物を食べたり飲んだりして歯がしみるという症状は出てきていません。

 

第二段階のむし歯であるC2のむし歯では歯の表面物質であるエナメル質に穴が開き、エナメル質の下にある歯の構造物質である象牙質という物質にまでむし歯が進んでしまっている状態の事を指します。 C2の段階のむし歯になってしまうと熱い食べ物や飲み物、冷たい食べ物や飲み物を食べたり飲んだりすると歯が痛みを感じたり食べ物や飲み物がしみるなどの症状が発生します。

 

そしてC3の段階までむし歯が進んでしまうと、今度はむし歯が象牙質の下にある歯の神経が通っている部分である歯髄と呼ばれる歯の中央部分にまで進行してしまい、強い痛みを常に感じるようになります。 C3の段階のむし歯では歯の神経も冒されてしまっている為、歯の神経を抜く抜髄という治療を行ったり、歯の根っこの掃除をする根管治療を必要に応じて行う事もあります。

 

最後にC4の段階にまでむし歯が進行してしまうと今度は痛みを感じなくなりますが、これは歯の神経がむし歯菌により死滅してしまった為であり、C4のむし歯は抜歯のみで対応するしかなくなるのが特徴です。





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