虫歯にとてもなりやすいのですが歯を磨く以外に予防はないですか?


虫歯にとてもなりやすいのですが歯を磨く以外に予防はないですか?

【2016年9月23日 8:12 PM更新】
よくある質問


自分は虫歯になりやすい体質なのでは無いかと質問をお受けすることがあります。虫歯と体質の因果関係はあまり知られていませんが、結論から言うと虫歯になりやすい人というケースは存在します。しかし、虫歯になりやすい体質だからと言って必ずしも対策が出来ないという訳ではなく、日々のブラッシングなどのセルフケアに始まり生活習慣や体質の改善によって十分ケアする方法があります。歯を磨くという基本的なケア以外に虫歯を予防する対策について見ていきましょう。 まず、虫歯が出来やすい代表的な体質は唾液が少ないという方です。虫歯は口の中が酸性になると糖類を餌に歯を溶かし出しますが、口内をアルカリ性に保てば中和して酸が出なくなります。そして唾液は口内をアルカリ性に保つ効果があるので、結果的に唾液の多い方が体質的に虫歯になりにくいと言えるのです。しかし、こうした唾液の多い少ないは体質と言い捨てることは出来ません。普段口を開けて呼吸をしている、いわゆる口呼吸の方は口内が乾燥して唾液が少なくなりますし、咀嚼回数が少ない方も唾液量が少ない傾向にあります。そのため虫歯予防のために咀嚼を十分な回数行ったり、睡眠中など無意識下での口呼吸の改善などを指導しています。 そして虫歯予防のためには間食の仕方も問題になります。お菓子などの甘いものは歯にとってマイナスな点は多いですが、生活の一部になっている方も多いので、すぐに止めるということも難しいでしょう。しかし、一番いけないのは間食を行うというものではなく、ダラダラといつまでも食べ続けるということです。虫歯の多い方にこうした間食の仕方が目立ちますが、ダラダラとずっと口の中に食べ物を入れていると、口内が常に汚れた状態になるので、ミュータンス菌の餌だらけになってしまいます。また食事中は口内が酸性に傾きやすいので、虫歯が出来やすい要素が揃ってしまうのです。もちろんだからと言って間食を全て止めましょうとは言えませんが、間食の時間をはっきりと決めて、ダラダラといつまでも食べないという心がけが重要です。このように歯磨き以外に出来る様々な虫歯予防を推奨しています。こうした歯医者での指導に加え、定期検診を強くおすすめしています。





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