痛くもないのに虫歯があるといわれました。本当でしょうか?


痛くもないのに虫歯があるといわれました。本当でしょうか?

【2016年9月10日 7:58 PM更新】
よくある質問


定期的な歯科検診をおすすめしていますが、そうした検診の際に虫歯が発見されるということはよくあります。または他の歯を治療している際に、別の歯で虫歯が見つかるということもありますが、多くの患者さんが痛くないのに虫歯となぜ分かるのかとご質問されます。痛みは非常に強い危険信号なので、虫歯が痛み出すと慌てて来院される方も多いですが、痛みはもちろん一切の自覚症状が無い場合には本当に虫歯なのか不信感を持たれる方もいます。そのため虫歯と診断された後でも、その後通院を止めてしまう方が非常に多いのですが、結論から言うと痛みは全く無くても虫歯ということはよくあることです。ここではよく見られるこうした初期虫歯とその対応について見ていきましょう。 一般に虫歯はミュータンス菌と呼ばれる虫歯の原因菌が歯を溶かすことで発生します。よく甘いものは虫歯を引き起こすと言われていますが、あれは迷信や間違いではなく、この虫歯の原因となるミュータンス菌が甘いものを好からというメカニズムがあります。また歯磨きを怠ったり、不十分だったりすると、甘いものや食べかすが口の中にいつまでも残り続け、ミュータンス菌が常に活発に活動してしまいます。そして歯垢が歯石として滞留し、その後も常時虫歯菌や歯周病菌の温床となってしまいますが、こうした結果発生した虫歯は必ずしもすぐに痛くなるとは限りません。 虫歯はごく初期の段階では表面を少し溶かす程度なので痛みはもちろんその他の自覚症状も全くと言っていいほどありませんが、定期検診などで精密に検査すればレントゲンや目視ですぐに発見することが出来ます。これがさらにエナメル質を溶かし、その下の象牙質にまで達すると虫歯菌が神経に達しあの独特のズキズキとした痛みとなるのですが、初期虫歯ではこうした痛みは発生しないので、上記のように自分はまだ大丈夫と思ってしまう方が多いのです。 このように初期虫歯は定期検診などでよく発見されますが、放置すればやがて進行し取り返しのつかない状態になるので、早期の治療をおすすめしています。虫歯は症状が進行すればするほど身体的な負担はもちろん、費用や治療時間なども相対的に多くなってしまうので、歯医者で治療をお考えの際には出来るだけ早期に治療を受けることをおすすめします。内藤歯科クリニックでも定期検診を積極的に行っているので、ぜひこうした初期虫歯の段階で虫歯を食い止めて下さい。





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