被せ物や詰め物の寿命はどれくらいですか


被せ物や詰め物の寿命はどれくらいですか

【2016年2月17日 12:24 PM更新】
歯科全般(虫歯・歯周病など)


歯医者で虫歯治療や歯周病治療が完了すると最後に再発防止のために被せ物や詰め物をすることがほとんどですが、何かの拍子にポロっと取れてしまったなどの経験がある方も多いと思います。 この原因は歯医者の腕が悪いというよりは、被せ物や詰め物の寿命が原因のほとんどを占めています。 今回は歯医者で施される被せ者や詰め物の寿命について紹介していきます。

 

■普通に過ごして5~8年 歯医者により施された被せ者や詰め物の寿命は一般的に5~8年と言われています。 実はこれは被せ物や詰め物自体の寿命ではなく、これらを歯に着けるために接着剤の寿命です。 だからこそ長い月日が経つと何らかの拍子でポロっと取れてしまうことがあるのです。 5~8年が寿命と言われている被せ物や詰め物も意識して生活していれば10年やそれ以上経過しても、寿命が訪れないことがあります。 そのためにはまず被せ物や詰め物の寿命を短くする原因を知っておかなければならないでしょう。

 

■寿命が短くなる原因 被せ物や詰め物の寿命を早めてしまう原因は以下の通りです。 ・歯への強い負担や振動 歯に強い負担や振動を与えると、被せ物や詰め物の接着剤を徐々に剥がしていってしまいます。 例えば就寝時の歯ぎしりはガムを噛む時の10倍の負荷がかかっていると言われています。 また癖で歯をガチガチと噛んだりするのも強い負荷がかかっているので、被せ物や詰め物の寿命を早めてしまうので注意しましょう。 ・硬いものをよく食べる おせんべいやスルメなど、硬いものを好んで食べる人は被せ物や詰め物の寿命が短い傾向にあります。 完全に食べてはいけないわけではありませんが、控えた方が寿命は延びるでしょう。 ・酸性の強い飲み物 炭酸飲料やレモン果汁が配合された飲料は基本的に酸性であり、接着剤の力を徐々に弱めていってしまいます。 そのため被せ物や詰め物と寿命が早くなってしまうのです。 これらの飲料を飲みたいときは、ストローを使用して歯に直接当たらないように飲むか、完全に控えるかどちらかがいいでしょう。

 

被せ物や詰め物をする際に、寿命を早めてしまう原因を教えてくれる歯医者は少ないのが現実です。 そのため自分自身でしっかりと意識して被せ物や詰め物の寿命に気を配らなければ、再び歯医者のお世話になるでしょう。 また、歯医者の腕によっては被せ物や詰め物の接着剤が正確に塗布出来ていない場合もあるので、被せ物や詰め物に定評のある歯医者を見極めるのは、歯医者選びのポイントの一つです。

 

三鷹市にある内藤歯科クリニックでは患者の目線に立って親切に治療を施していますので、一度ご相談ください。





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