歯科治療のニッケル・クロム合金とは


歯科治療のニッケル・クロム合金とは

【2016年2月17日 12:12 PM更新】
歯科全般(虫歯・歯周病など)


歯科治療では様々な金属を使用しますが、その中でもニッケル・クロム合金は三鷹市の歯医者でもよく使用されてきたものでした。しかし、近年ではそうしたニッケル・クロム合金がアレルギー症状を引き起こすとの懸念から、三鷹市の歯医者でも徐々にその他のインレーへとシフトしています。ここでは最近三鷹市の歯医者でも使用が限定的になっているニッケル・クロム合金について見ていきましょう。ニッケル・クロム合金は文字通りニッケルとクロムの合金ですが、安価で加工も容易なため、三鷹市だけでなく全国の歯医者で使用されてきました。しかし、ニッケル・クロム合金は歯の中の唾液や食べ物など過酷な口腔環境で溶け出してしまい、体内に成分が流れでてしまうことがあります。金属アレルギーは金属そのものが触れた時ではなく、金属から流出した金属イオンがアレルゲンとなりますが、ニッケル・クロム合金は体内にその成分が溶け出してしまうので、そのアレルギー反応が全身へと回ってしまいます。そのため口腔内のアレルギーに留まらず、全身の皮膚疾患や皮膚炎、さらにはガンや腫瘍など様々な重篤な症状を引き起こすことがあります。

こういったニッケル・クロム合金の健康リスクから、三鷹市の歯医者などでは最近では銀合金などが主に詰め物では使用されています。この銀合金はニッケル・クロム合金と同じく保険適用内なので安価に治療が可能ですが、柔らかく加工が容易で、さらにニッケル・クロム合金よりはアレルギーを誘発しにくいので、詰め物や被せ物など幅広い分野で使用されています。

また保険適用外ではありますが、よりアレルギーに対して強い素材としては金合金や白金等が使用されています。保険が適用されないので高額にはなってしまいますが、過酷な口腔内でも錆びにくく、丈夫で長持ちするので金属イオンの流失も少ないというメリットがあります。他にも変色が少ない、寿命が長いなど様々なメリットがあるので、保険適用内ながらも三鷹市ではよく選択される治療法の一つになっています。

このようにニッケル・クロム合金は場合によっては重大なアレルギー症状を引き起こすことがあるので、三鷹市の歯医者でも近年では様々な代替の素材が用いられています。こうしたアレルギー症状は普段アレルギーに敏感で無い方でも発症することも多々有りますので、詰め物が溶けてしまったり、外れてしまった時には早急にお近くの歯医者への受診をおすすめします。三鷹市で保険適用内の治療法でも幅広くカバーする歯医者が多いので、ぜひメリットとデメリットを考慮しつつ、最良の方法をお選び下さい。





前へ:«
次へ: »



お知らせ


▶お知らせ一覧

アーカイブ