矯正の治療期間の目安
【2017年3月25日 4:50 PM更新】
矯正歯科(歯並び・噛合せなど)
歯科治療は虫歯や歯周病などの場合には数回の通院で完治する事が多いですが、歯列矯正はその性質上ある程度の治療期間を設ける必要があります。
まず歯列矯正と一口に言っても様々なタイプの治療がありますが、それぞれの治療方針や個々の歯列の状態によって、治療期間は大きく異なります。またお口や歯の症状や患者さんの年齢などにより様々なケースにわかれます。
代表的な治療法の一つとしてよく適用されるワイヤーを使用したブラケット矯正では、0.1mm単位で調整が可能な治療法ですが、デリケートな治療法であるために治療期間は2年半から3年程度とかなりの長期間となっています。
一方、同じ歯列矯正でも特定の歯だけなど、本数が限られている場合には、上記の例と異なりかなりの短期間になることもあります。 例えば、目立つ前歯だけを歯列矯正したいという部分矯正やプチ矯正を希望される方は多いですが、この場合には数ヶ月から半年程度で矯正が完了することも多くなります。
このように歯列矯正では目的や治療方針によって期間は大きく異なりますが、さらに治療前の歯並びの状態や骨格など個々のケースによって治療期間は違ってきます。
大まかに治療期間を目算しておくことは大切ですが、実際に細かなスケジュールなどを考慮する場合には、一度歯医者でカウンセリングや事前の検査を受けた上で、長期的な目線で治療方針を決めていくという事が必要になります。
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