歯周病と全身疾患について


歯周病と全身疾患について

【2016年11月12日 3:33 PM更新】
歯科全般(虫歯・歯周病など)


歯周病は現在、研究結果によってあらゆる全身疾患の引き金になる事が明らかになってきています。 歯周病が人のあらゆる器官に悪影響を及ぼす事は、明らかになっている事実であり、歯周病が歯や歯茎など、お口の中の器官のみに影響を及ぼす疾患ではない事が判明しています。 歯周病は進行すると共にあごの骨を溶かしてしまい、あごの骨に到達した歯周病菌が今度は血液中に入って全身を駆け巡り、脳梗塞や心筋梗塞の原因となる可能性がある事が指摘され始めています。 歯周病はまた、肺炎などとも深い関係があるとされており、肺炎と歯周病についても近年研究が進められるようになりました。 歯周病はこれまではあくまでも歯茎や下あご、上あごなどの柔らかいお口の軟組織の部分にのみ悪影響を及ぼす疾患であると考えられていましたが、歯周病の患者さんが心筋梗塞や脳梗塞などを起こした結果、歯周病菌がこれらの心臓疾患や脳疾患に悪影響を及ぼしているのではないか、という仮説が立てられ、その仮説は徐々に真実味を帯びてきています。 歯周病が人体に及ぼす影響は人々が思っているよりも非常に深刻であり、心筋梗塞や脳梗塞などが歯周病から引き起こされた結果死にいたってしまうなどの最悪のケースも見受けられ、歯周病とこれらの心臓疾患や脳疾患における関係性の早急な研究結果の判明が待たれる所です。 歯周病は全身に悪影響を及ぼすという事を認識しておきましょう。





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