歯周病の治し方


歯周病の治し方

【2016年11月12日 12:17 PM更新】
歯科全般(虫歯・歯周病など)


歯周病とは、細菌の感染による炎症性疾患です。歯と歯茎の間の境目の清掃が不十分だとそこに多くの細菌が停滞し、炎症や腫れをもたらし、進行すると歯を支える骨が溶けていく病気です。土台となる骨が溶けると、歯は動くようになり、最後は抜歯しなくてはならなくなります。 治療法ですが、まず行われるのが歯周基本治療です。歯周病の原因となる歯と歯茎の間にある歯垢を取り除くためには、正しい歯磨きを毎日続けることが一番の予防法なのですが、歯周病になってしまった場合は、歯垢は歯磨きでは簡単には落とせなくなっていますので、歯科医院で治療しなくてはなりません。スケーリングという方法で超音波の振動を与えながら歯肉の中まで入り込んでいる歯石や歯垢を粉砕し、完全に取り除きます。また、ルートプレーニングという方法で歯の表面を滑らかにすることで、歯石や毒素などのざらつきを除去します。また、歯周病によって歯が動いて負担がかかる場合は、咬み合わせの調整も行います。 しかし、これらの基本治療をしても歯茎のポケットの深さが改善されず、歯周病が進んだ場合には外科治療が行われます。歯周病で溶けてしまった骨は自然には治らないため、人工の骨や特殊な材料を用いて失われた骨を手術によって再生させています。 歯周病の治療が終わって歯茎の状態が改善されたら、メインテナンスとして健康な状態を保つ必要があります。再発を防ぐために、3~6カ月に1度の定期検診で口内を清潔に保ちましょう。当院でも歯周病の治療に力を入れているので、気になる症状がある場合には、早めにご相談下さい。





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