入れ歯ってにおいがきついの?
【2018年3月30日 2:45 PM更新】
入れ歯・義歯について
入れ歯には匂いが付きやすいのか
単刀直入に言うと、入れ歯は匂いがつきやすいです。
それは入れ歯を作るときの材料や手入れの仕方が関係してきます。
入れ歯の材料とは。
入れ歯は主にレジンという材料からできています。レジンはプラスチックに似た材料で多孔性という構造で表面に小さな穴が空いています。その穴は水をよく吸う性質があり、穴の中に細菌が侵入しやすくなっています。
細菌が溜まりやすいので細菌が出す悪臭が入れ歯から発生しやすいです。
さらに食べかすやタバコを吸う人だとヤニ汚れが付いていることがあり、それらも匂いを発生させます。
これらのことが原因で入れ歯は匂いがきついと言われているのです。
逆に、チタン床義歯、クロムコバルト義歯といった自費診療だと当然匂いも付きにくいという傾向があります。
では、入れ歯から匂いが発生した場合どうすべきでしょうか。
入れ歯の手入れ
入れ歯に付いている汚れを落とすことが匂いを落とす第一の方法です。汚れは流水下で落とすことができます。このときに入れ歯用のブラシを使用すると入れ歯に傷がつかなくて衛生的です。
これだけでは汚れが満足に落ちなく、匂いも残っていることが多いので週に何度かは入れ歯洗浄剤を使用するようにしましょう。
入れ歯洗浄剤はミント系の香料が入っているものや、匂いの原因となる着色汚れ・付着汚れを除去する効果があります。
細菌が入れ歯についていると言ってお湯の中に入れて消毒をしようとすると、高温で入れ歯が変形してしまうことがあるので注意しましょう。
入れ歯は一度汚れを落として磨き直すことで綺麗になりますが、家庭ではできません。やはり定期的に歯医者へ行くようにしましょう。
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