抜髄について
【2016年11月28日 3:42 PM更新】
歯科全般(虫歯・歯周病など)
歯が痛い、といっても軽い痛みから我慢できないような激しい痛みまでありますが、ひどい痛みがある場合には虫歯が神経部分まで進行してしまっていることがほとんどです。このような虫歯になっている場合には、抜髄といわれる神経を抜いてしまう治療が行われます。 歯の神経のことを歯髄といいますが、歯の内部の歯髄腔と呼ばれる空洞部に血管などと歯髄は存在しています。歯髄は歯の再生や歯の強度を保つ役割がありますので、虫歯の治療による抜髄で歯の再生能力が失われてしまうことになりますので、抜髄は歯の寿命を短くしてしまうことになります。しかし、虫歯の細菌が歯髄まで進んでしまっていれば、歯髄は炎症を起こしてしまいます。炎症を起こしてしまった歯髄は元に戻ることはありませんし、そのままにしておけばいずれ歯髄は壊死を起こしてしまい、遂には腐敗してしまうことになり、そうなってしまえば治療がますます難しくなってしまいます。
内藤歯科クリニックでの虫歯の治療では、抜髄をしなくても大丈夫の場合にはなる歯を残して、歯が長持ちするような治療を行うことを心がけています。もし抜髄をしなければならないような虫歯の場合には、抜髄の後で歯が破損しないような治療になってきます。具体的には歯髄を摂ってしまった歯髄腔の内部に土台となる歯を作ったうえで歯を全体的に覆ってしまう治療をすることによって歯が破損しないようにします。
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