虫歯治療は何分くらいで終わるものですか?


虫歯治療は何分くらいで終わるものですか?

【2016年9月6日 7:53 PM更新】
よくある質問


来院する方の多くが虫歯の治療のために来られますが、中でもよく質問をお受けするのが虫歯治療にどの程度の時間を要するのかという点です。これは疑問に思う方が多い質問ですが、虫歯治療に要する治療期間や時間について見ていきましょう。

 

まず一概に虫歯と言ってもそのステージによって扱われ方は大きく異なります。虫歯がごく初期の段階ではドリルで削るという治療の必要が無い場合が多く、経過を観察するという方法が取られますが、食べ物や水を飲んだ時に歯がズキズキと痛いという場合には虫歯菌がエナメル質が溶け出し歯に穴が開いている状態なので、虫歯部分を削り取る必要があります。もちろんごく初期の段階なので、それ以降の状態よりは簡単な治療で住むことが多いですが、虫歯を削りコンポジットレジンなどで穴を塞ぐという作業が必要になるので、治療期間は1回か2回、またそれぞれの治療時間は早くて15分から30分程度の治療時間となります。 そして虫歯が象牙質に到達し、何もしなくてもズキズキと痛むようになればかなり症状が進行しています。こうした段階ではかなり奥までドリルで削り出す必要がありますが、コンポジットレジンでは無く銀歯などの詰め物や被せ物が必要になることが多いので、治療時間も相対的に長くなります。虫歯を削る作業、そして型取りと調整という作業が必要になるので、最低でも二回程度の通院が必要になり、また1回当たりの治療時間も30分以上かかることも多くなります。そして神経に虫歯が到達している場合には、ケースによっては根管治療というものが必要になります。これは虫歯となった箇所の神経を取り除き、消毒をしていくというものですが、詰め物や被せ物を型取りする時間はもちろん、その後数回に渡って根管治療を行う必要があるので、通院回数も4回から6回程度となります。それぞれの治療時間は一回目の虫歯治療の際にも30分以上を要することが多いですが、その後の消毒は仮の詰め物を取っては消毒を行い、再度詰め物を詰めるという流れになるので、早ければ10分程度で終わることもあります。 このように、それぞれ虫歯の進行度合いによって治療の時間や期間は大きく異なります。いずれにせよ放置すればするほど時間も費用も大きくなってしまうので、治療をお考えの方はぜひお早目に歯医者に行くようにしましょう。





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