入れ歯だと声が変わるって本当?
【2018年3月30日 1:39 PM更新】
入れ歯・義歯について
入れ歯を入れると、声が変わるのか
前歯がないと話がしにくくなります。上顎の前歯がないとサ行がうまくでないのです。サ行は歯茎摩擦音と呼ばれていて舌先が触れることで発せられます。
部分入れ歯でも総入れ歯でも歯がないところを補うことができるのでこのような不便さは改善されます。
ただし、本当に発音に関係しているのは前歯ではなく前歯のところの歯茎の形です。歯茎摩擦音というだけあり歯茎との摩擦で発せられます。
前歯のところの歯茎を歯科用語ではS字隆起と呼んでいます。
S字隆起の形が不良だと発音がしにくいので声が変わったと思う人がいたのかもしれません。
さらに入れ歯はなれない間は外れてしまうと思っていてうまく会話することができない時期もあります。舌側に入れ歯が広がっていると舌を動かすたびに入れ歯が外れかけてしまいます。
そういう時は入れ歯の舌側を削るなりして対応しましょう。
また吸着力が弱っている総入れ歯やメンテナンスに通っていなくてバネが伸びきっている部分入れ歯を使用していても会話中に入れ歯が外れてしまいそうで思いっきり話をすることができないということもあります。
入れ歯を入れただけで声が変わるということは考えられないですが話し方や少し籠ったような声になることもあるので、入れ歯を入れると声がかわると思っている人がいたのかもしれません。
もし話にくいことがあれば入れ歯が合っていない証拠なので歯医者さんへ行って調整してもらいましょう。
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